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2023.5.15 みちのく軌道会 仙台地区 「事故の歴史展示館」見学会を開催!

1. 日時 令和5年5月15日(月) 12時40分~
2. 場所 事故の歴史展示館
JR東日本総合研修センター内 (福島県白河市)
3. 参加人数 ・協力会社 6社 16名
  東軌工業(株)3名、大崎軌道工業(株)2名、(株)木村工業3名
  広栄工業(株)2名、古川興業(株)4名、東洋機械(株)2名
・仙建工業(株)様1名

主な内容

みちのく軌道会の事業活動として仙台地区では、JR東日本総合研修センター内 (福島県白河市)の「事故の歴史展示館」教育に参加しました。
当日は、事故の歴史展示館での注意事項等の説明後、導入映像を視聴。その後、事故の歴史展示館内の展示を説明していただきました。
「事故を学ぶ」「事故を感じる」「安全を心に刻む」の趣旨について、参加者が学び、気づく機会となりました。

「事故の歴史展示館」を見学しての感想

参加者A

「事故の歴史展示館」訪問
このたび「事故の歴史展示館」教育訪問に参加の機会を頂きありがとうございました。
私は、鉄道の仕事に携わって33年になります。その間色々なことを経験いたしました。列車脱線事故、労働災害、最も記憶に新しいのは自身が体験した東日本大震災における大津波の被害です。的確な判断によって、守られた命があることも貴重なお話でした。
安全の原点である常磐線三河島駅構内列車衝突事故から今日まで、私たちが日々守り続けているルールがなぜ必要なのか、どのようにして出来たのかよく理解できおろそかにしてはいけないことを痛感いたしました。
長い鉄道の歴史には、とても痛ましい犠牲があったこと、事故から得られた教訓や対策をわが身のこととし、安全は自らが創っていくことを誓い、今鉄道の仕事に携わっている人これから関わっていく人が事故から学び、「究極の安全」を追求し続けたいと思います。

参加者B

川崎駅の工事用車両と回送車両の衝突事故で横転した車両ほか、実際の事故車両を見るとその現場に立ち入っているような感覚になり万感胸に迫る思いになりました。
安全会議等で繰り返し学習しても実際に見て感じることがこれ程の感覚になるとは思いませんでした。是非鉄道関係者は見るべきだと思いました。

参加者C

事前にはどのような場所かは聞いていたのですが、実際に目で見ると想像以上の衝撃を受けました。川崎の事故は安全会議で何回も繰り返して聞いた事をあの車両を見てしまうと今後の会議では、また違った目線で感じられる事が出来そうです。人は感じることがそれぞれ違うので、是非鉄道に関わる人に見て感じ取って欲しいと思います。

参加者D

この度は、『事故の歴史展示館』見学の機会を頂き感謝いたします。
今回の見学カリキュラムから「事故から学ぶ」「事故を感じる」「安全を心に刻む」の趣旨がよく理解でき、かつ安全に対する新たな“気づき”を得ることができました。
また、事故の時系列一覧を見ると、その多さに驚きを感じたのも事実です。
事故事例として、①三河島と②東中野の事故事例について再発防止、未然防止対策のための、原因分析とその対策の説明を頂きましたが、やはりヒューマンエラーがトリガーとなって大惨事につながっており、“究極の安全”を追求するためには、従事する各グループ企業員の安全意識の継続が必要だと感じました。
今回の見学会を踏まえ、より安全に対する意識を高め今後の業務遂行に努めます。

参加者E

この度は、事故の歴史展示館の研修を企画して頂きありがとうございました。
ご遺族のお手紙や実際の事故車両を拝見し、走行車両の持つエネルギーの大きさと、その運用に関わる個々の業務の責任を強く感じました。
とてもよく整理された各種資料を拝見させて頂く中で、多くの事故原因がヒューマンファクターに起因していることに気づきました。技術は進歩しても人間の特性は大きく変わらない。人間の誤りをカバーする技術にも限界がある。究極の安全を実現するには、人の知識と意識に加えて組織的な安全活動を継続し、ヒューマンファクターと運用が共存できる仕組み作りを追及することが重要であろうと思います。
何れの組織においても、安全の追求には組織トップの安全に対する強い意志が必要と言われますが、研修の冒頭で東日本旅客鉄道株式会社社長の挨拶ビデオを拝聴して、鉄道業界をけん引するトップの安全に対する本気度を感じ、関連会社ながらその一端で安全文化の醸成に努めようと思いを新たに致しました。

参加者F

「感想、決意」
今回事故の歴史展示館を見学させて頂き、自分の知らない事故があり、私達軌道工がルールを破って作業するとお客様の命を奪ってしまうかも知れないと言うことを改めて感じました。特に京浜東北線の列車脱線事故は指揮命令と確認会話不足で軌陸車を載線させてしまい列車防護をしなかった為、列車を脱線させてしまったのが一番印象に残っています。
このような事故を絶対におこさないようにこれからもルールを守って仕事に従事したいと思います。

参加者G

「白河研修センター(事故の歴史展示館)を訪れて」
事故の歴史展示館を見学して、過去の事故やそれに至った経緯を知る事が出来て、安全に業務を行う事がいかに大切か再認識する事が出来ました。
今後も作業中は作業員や自らの安全、更には良質な仕上りによる列車や乗客の安全を確保する事に努めていきます。