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2023.7.18 みちのく軌道会 盛岡地区 意見交換会&現場視察会を開催!

1. 日時 令和5年7月18日(火)  現場視察  19時00分〜20時30分
             意見交換会 20時30分~3時00分
2. 場所 意見交換会:ぎんが軌道工業(株)一戸センター会議室
現場視察会:IGR線 小鳥谷~一戸間 上線
      橋マクラギ交換
3. 参加人数 ・協力会社 9社 10名
 盛岡軌道工業㈱ 杉山社長、 ぎんが道工業㈱ 松田社長、 ㈱東部建設 岡山社長、
 ㈱羽沢建設 羽沢専務、 中央工軌㈲ 杉山社長、 ㈲湯清建設 湯沢社長、
 ㈲仙一軌道工業 一戸社長・川村副所長、 ㈱升澤組 白山副社長、
 ㈱中才自動車修理工場 四戸副社長

主な内容

みちのく軌道会盛岡地区上期の事業活動として今回は、ぎんが軌道工業㈱一戸センター会議室で意見交換会、現場視察会をIGR線小鳥谷~一戸間(上)第四奥州街道BVでの橋マクラギ交換の現場視察を実施しました。

【意見交換会】
意見交換では、今後の活動予定や、下記のテーマについて各社の現状、意見交換を実施しました。
①採用活動について
・ハローワークやマイナビ、エアワーク、インディード等のWEB活用での求人活動、新卒採用に向けた学校訪問、合同企業説明会への参加等、各社様々な方法で取組んでいるが成果が上がっていない状況の中、新たに列車見張員に限定した求人募集を開始した会社や、人材コンサルタント活用を検討している会社もあり、各社参考になっていた。
求人票の書き方、や会社のPR方法、軌道工事の魅力をどうやってアピールするか等、みちのく軌道会での勉強会の開催等の意見も上げられた。

②機械化推進について
・BH使用の分岐マクラギ交換の検討や、BHタイプのアンダーカッターを使用した道床交換を予定している会社もあり(大湊線、日中施工)使用状況等、情報共有し効率化に繋がればと参考になりました。
・各社ともコードレス化に取組んでおり、充電式の電動工具や、EG付タイタンパの導入が進んでいる。現場状況に合わせ使い分けしている。充電式の犬クギ抜き機や、バータイプのEG付タイタンパの使い勝手等、導入を検討している会社もありました。

③人材育成について
・人材育成については、現場OJTや、技術講習会の開催、資格取得による責任意識の向上、部外講習への参加、役職別に意見交換など情報交換ができ参考となりました。

④企業価値の向上に向けての取組について
・熱中症対策として、空調服や水冷ベストの配布、昇給、機械除雪時の資格手当割増など各社の実情により差があると感じた。

【現場視察会】
・IGR線小鳥谷~一戸間(上)第四奥州街道BV、ぎんが軌道工業㈱一戸センターの橋マクラギ交換(人力)を視察しました。視察しての感想は以下の通りです。
・狭い場所での作業だったが、役割分担がハッキリしており、重量物を取扱う時も、掛け声、受け声が実施され、良く声が出ていた。
・チームワークも良くスムーズに作業が進んでいた。
・橋りょう前後の転落危険個所にチューブライトと回転灯で注意喚起している。
・パイスケを活用し、材料を種類別に区分けし、発生材の回収にも使用してた。
・合成マクラギの穴あけの際に出る切り屑を掃除機で吸い取りながら作業をしていた。等の感想があり、参考となっていたようです。山越器が使用出来ない箇所だったため、中才自動車さんからは、左右の欄干にI型鋼を渡し、前後横移動できる天井クレーンのような簡易的な装置が設置できないか提案を頂いた。使用頻度など含め検討していきたいと思います。

今回の意見交換会では、各社の取組み状況が確認でき、意見も活発に上げられ、有意義な意見交換会でした。


意見交換


現場視察(A点呼)


現場視察(橋マクラギ撤去)


現場視察(橋マクラギ挿入)


現場視察(橋マクラギ交換)


現場視察(施工後)