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2020.4.23 社員、協力会社の皆さんへ(新型コロナウィルス感染拡大防止の取組)

 新年度が始まりました。新型コロナウィルスの影響で世界の状況が一変し、会社の置かれる環境も大変厳しくなりましたが、当面感染の拡大防止に全力で対応することが第一です。
 現場の社員、協力会社の皆さんは安全の確保に努めながら、感染の防止にもご苦労されている状況で工事の実施に奮闘されていることと思います。心から感謝を申し上げます。
 さてテレビや新聞などで新型コロナウィルスについては様々報道されていますが改めてお願いを申し上げます。新型コロナウィルスについてはわからないことも多く誰がどこで感染してもおかしくありません。自分は丈夫だとか、若くて元気だから大丈夫と思うことは非常に危険です。重要なのは自分が感染しない、そして感染させない(人にうつさない)ということです。

1.感染しない

(1)とにかく不要不急の外出をしない。
 自宅にはウィルスがいないとすれば閉じこもっているのが一番安全です。特にこれから迎えるゴールデンウィークは世間一般も気が緩む可能性があります。3月の連休もその影響が後に現れることとなりました。今年は気持ちを抑え人が集まる所へは行かないようにして下さい。その結果が今後に現れます。
(2)必要な場合予防策をとる
 そうは言っても仕事があれば出社しなければなりませんし、現場の作業は続きます。予防策として以下の取組を意識して実施してください。
こまめに手を洗う。
 感染防止対策として手を洗うことは大変有効です。共用個所(ドアの取っ手や手すりなど)に付いたウィルスが手に移りその手で顔に触れることで、目、鼻、口から感染します。
 よって顔に触れないこととこまめに手を洗うことが重要です。石鹸で洗うのが一番良いですが30秒ほど水で流すだけでも効果があるといわれています。
 職場以外でも買い物など外出から帰った時などまず手を洗うことが有効です。
②アルコールで消毒する。
 手洗いと同様アルコール消毒液や次亜塩素酸水で手を消毒することも効果があります。ただアルコール消毒液などは手に入りにくくなっています。食器洗い用の洗剤を薄めて使用することも効果があるそうです。
③共用個所の消毒
 打合せ用の机や椅子、ドアの取っ手や手すりなどを消毒液で消毒を行ってください。
マスクを着用し、人との距離をとる
 新型コロナウィルスは手などの接触から感染する場合だけでなく感染者の咳やくしゃみ、あるいは会話や呼吸時に発散するウィルスが口などに入ることで感染します。
 よって職場内であってもマスクを着用し、打合せ等は可能な限り離れて行うことを意識しなければなりません。一般的には2mをソーシャルディスタンスといって距離をとることが重要な感染防止対策となっています。
 業務の打ち合わせや仕事に関する会話において2mを確保するのは大変難しいと思いますが平常時に行っている会話に比べてとにかく距離を広げることを意識して実施して下さい。仕事を進めながら政府の言う接触を減らすにはマスクをして距離をとるのが一番実施可能な対策です。
 コミュニケーションの低下が危惧されますが確認や念押しをしながら距離をとって下さい。一つの資料を3人~4人で覗き込みながら会話をするのは避けてください。
 また現在懇親会はほとんどできなくなっていますが立食で大きな声で複数の人と会話をする場面は非常に危険といえます。
⑤換気をよくする
 人が密集し、密着し、密閉された空間はウィルスが長く漂いやすいと言われています。会議などは換気を行い空気が滞留しないようにして下さい。多数による点呼などはできる限り屋外で実施する。細かい手順などの打ち合わせはなるべくパーティーを分けて多くならないように配慮してください。さらに食事や休憩はなるべく離れ、別々にとるようにして下さい。また自動車による移動では窓を開けて空気が流れるようにすることも有効です。

2.感染させない(人にうつさない)

 新型コロナウィルスによる感染症は風邪やインフルエンザと同様です。どんなに気を付けていても感染する可能性があります。万が一かかっても人にうつさない対応が重要です。
(1)現場や職場に出る前に体調のチェックと体温の測定を行う
 まず体調の変化を把握することが重要です。指導されたチェックリストと検温を行い普段と異なる場合は申し出ることがとても大切です。
(2)恐れのある場合は休む
発熱など異変がある場合はとにかく職場に出ずに自宅で待機することが必要です。休むと迷惑になるとか言いにくいというようなことはかえって多くの人に迷惑をかけることになります。まずは休んで様子を見ることが大切です。これは【危険と思ったら列車を止める】と同じ考えです。
 様子を見た上でひどくなるあるいは改善しない場合は医療機関で受診をして下さい。
 総合的に判断して検査が必要か見てもらう必要があります。
(3)異常がある場合は関係個所に早急に連絡する。
 状況を上司や所長、支店、本社、JR等に報告するこが求められています。指導をされていると思いますが感染の疑いがある場合は関係個所に連絡をしてください。

3.その他の留意点

(1)工事における、お客様、不特定多数の方への影響軽減
 工事現場では作業のヤード等を不特定多数の人が入らないような場所に設置するとともに作業箇所や作業箇所への動線を一般の方と極力交わらないように配慮することが必要です。駅構内等で工事をする際は、コンコースやトイレなどお客様が利用する箇所を避けて感染の可能性を減らすよう取組んでください。
(2)在宅勤務について
 国から出勤を含めて外出を控えるよう要請されています。仙建工業では本社、支店など間接部門を中心に隔日で約半数の在宅勤務を実施しています。急な実施のため環境が整っていない面もあり、また勤務状況の把握も不十分ですが、誠実な社員皆さんの良識を信頼しています。自分の仕事を精一杯努められるようお願いいたします。
 以上当たり前のことを書きましたが感染拡大を防いで早く平常状態にすることが望まれます。そのため会社を上げて一人一人ができることを実施することが最大の対策です。
 年度初から大変な状況が続きますが安全を全てに優先させ、感染拡大防止に努めましょう。
仙建工業 代表取締役社長 内田浩二